【アログルーミングからの噛みつき】
よく猫同士舐めあったりしているの見るこ
とがありますが、これをアログルーミング
と言います。まさに親愛の表現です。凄く
かわいく見ていると癒されますね。さらに
よく見ていると比較的、舐められる猫と舐
める猫が決まっている事があるように思い
ませんか。これはイギリスとオランダの
大学が室内飼いの猫を対象に調査を行っ
た結果ですが、強い立場の猫が弱い立場の
猫を舐める、つまりアログルーミングを行
う事が多いようです。さらに興味深いのが
アログルーミング後に急に噛みつく行為が
確認されています。データーによると35%
の確率で噛みつく攻撃行為があるようです。
噛みつかれた立場の弱い猫はびっくりです
よね。相性の悪い猫は、グルーミングどこ
ろか近くによることもしませんね。多頭飼
いをしている方はよくご存じだと思います
がみんな仲がいいという事はないと気づか
れていると思います。特に雄同士は仲が悪
いです。本能的に縄張り争いをする性があ
ることに起因しているからです。しかし、
仲が良くてアログルーミングしている猫で
も最終的に噛みつくのは、『自分の方が強
いのだ、よく覚えておけ』と優位性を明確
化するのです。あるいは肉食動物としての
攻撃的本能が転位行動化されるとも言われ
ています。そして、噛みつくだけでなく
ヒゲをかみ切ることもあります。猫のヒゲ
短く切れているのを見つけたら、それはア
ログルーミング後にやられているかもしれ
ませんね。猫の世界も中々厳しいものがあ
りますね。私の場合、猫を撫でたり抱っこ
したりしていると可愛いさのあまり、耳を
《ぎゅっ》とつねってしまうことがありま
す。もちろんやさしくですよ。その感情と
は違うようですね。