【猫の肥満】
1.猫の肥満状態
猫の肥満状態の確認は、後ろ脚の太ももより
少し前がくびれているのが普通の状態でが、
くびれがなく、また、お腹が垂れているのも
チェックポイントです。ただし、お腹の部分
だけが膨れているのは、妊娠しているか病気
の可能性があります。モモの場合は、適度な
くびれがあり、でもお腹が垂れています。触
ってみると皮が弛んでいる感じです。膨らん
でいる訳ではなく、ずっと元気ですので、病
気ではないと思います。野生のライオンもお
腹が弛んでいたりしますが、モモもよく似た
感じです。
2.肥満は百害あって一利なし
人も肥満状態が続くと、糖尿病や高血圧など
いろいろな病気が出てきて健康を害します。
猫も全く同じです。肥満が引き起こす恐れ
のある病気を少しご紹介しておきますね。
①尿結石
水を飲まなかったり、トイレの回数が少ない
そして肥満が主たる原因です。
②皮膚炎
太りすぎると毛づくろいの範囲が狭くなり
衛生状態が悪くなるため、皮膚炎になりや
すくなります。
③糖尿病
人間と同じですね。インスリンに対する
抵抗性が上昇し血糖値が上がります。
糖尿病は、いろんな病気を併発しやすく
なる病気なので怖いですね。
④関節炎
これまた人と同じで、関節にかかる過剰な
負荷が、関節炎に繋がっています。
猫の肥満度チェックは、冒頭にお伝えしま
したことに加え、猫の体を触り脂肪がたっ
ぷり付いていていないか、あるいは体重
チェックで急激な変動がないかなど見て
あげることですかね。猫の肥満は、飼い
猫特有の症状なのですね。ですので飼い
主さんが食事のコントロールをしてあげ
ましょう。栄誉バランスの取れたフード
を選び、また、子猫用、成猫用、老猫用
とありますので、ライフステージに合わ
せて準備して上げましょう。